結婚したいけど相手がいないときに考えるのが、婚活アプリや婚活パーティー、結婚相談所などの婚活サービスの利用ですよね。
実際にこれらの婚活サービスを使って結婚できたカップルも多数存在します。
ですが、中には婚活で失敗し、もう結婚できないと諦めてしまった人や、結婚できたものの後悔している人もいます。
ですので、婚活に対するイメージは「結婚できる、結婚できないは運」が一般的かと思います。
では、果たして婚活で「幸せな」結婚はできるのでしょうか?
答えは100%「NO」です。
実は、婚活という手段では幸せな結婚はできなくなってしまうのです。
婚活で幸せな結婚ができない理由

手に入る幸せの価値が低いから
婚活は結婚相手を効率良く見つけるための手段ですが、この時点ですでに落とし穴があります。
実は私たちは、楽をして手に入れた幸せに価値を感じません。
婚活は男女ともに「結婚する」という共通の目標があるので、条件などがマッチすればスムーズに結婚できると思えるのですが、実はこのスムーズさが仇なのです。
好きな人と婚活アプリや婚活パーティー、結婚相談所以外で出会った場合、自分が「この人いいな」と思っていたとしても、相手が自分をそう思っているとは限りません。
なので、私たちは相手に恋愛感情を抱かせるための努力をします。
ですが、婚活市場ではすでにお互いが「結婚したい」と思っているので、相手に恋愛を意識させる努力を怠ってしまいます。
ですので、この瞬間から婚活によって手に入るかもしれない幸せな結婚の価値が下がります。
さらに、婚活サービスを利用すると、経済状況や子どもに対する意識といった相手のステータスがすぐにわかります。
婚活サービスでは相手の情報が簡単に知れるので、実は無意識に相手の価値を低く感じてしまうのです。
相手の価値を低く見られるからこそ、婚活で出会った人と結婚できると思えなかった場合は、簡単に繋がりを切ることだってできてしまうのです。
相手に対する思いやりが、信頼関係を充分に積み重ねてきたケースと比べてどうしても育ちにくいということもあって、繋がりを簡単に切ってしまえるわけです。
仕方ないとは思いつつも、切ったほうも切られたほうも傷つきます。
そして、双方ともに結婚に対する諦めを抱いてしまったり、自己肯定感を低くしてしまったりという罠に引っ掛かってしまうのです。
一方、婚活アプリや婚活パーティー、結婚相談所以外の場所で出会った場合は、相手のステータスが見てわかりづらく、会話や態度から探っていくしかないので、がんばって相手のステータスを知ろうとします。
自分で努力をして手に入れた情報には高い価値を感じるので、結果としてその相手のことも価値があると見ることができるのです。
価値が高いものを、私たちは簡単に手放すことはできません。
どちらが幸せな結婚に至れるかというと、圧倒的に後者だといえます。
利益より感情を優先してしまうから
婚活は、目的によっては結婚するための手段として多いに役立ちます。
例えば生活費を安く抑えるためだとか、老後の面倒を見る人員がほしいだとか、そういった実益最優先の人は、婚活を利用した結婚でも問題ないでしょう。
ただし、婚活を経て結婚したあとに感情に配慮した言動を相手に求めると、その瞬間に幸せな結婚生活はあなたから一気に遠のくでしょう。
私たち人間は、感情を一切排除して考えることを非常に苦手とします。
ですので「愛情なんていらない、お互いの利益を考えての結婚がしたい」という意志を貫ける人などほとんどいないでしょう。
いたとしても、実益最優先の人は人間味に欠けるので、もしあなたが相手に感情的配慮を求めるのであればやはり婚活は避けておいたほうが良いといえます。
結婚がゴールだと思っているから
婚活サービスを利用している人は、結婚がゴールだという考えの人が多いです。
結婚することが目的になっていて、その先である「より豊かな人生を送るにはどうすればいいか」を考える余裕がなくなっているのです。
ですので、少しでも好条件の人を見つけて手に入れようと目が血走るのです。
必死さを隠す気力もない、ガツガツした人間に、魅力なんて誰も感じません。
人間が惹かれるのは、人生の目的が結婚ではなく別のことにあって、それに対して一生懸命にがんばっている人です。
婚活で失敗したくないならやるべきこと

とはいえ、婚活アプリや婚活パーティー、結婚相談所で出会って結婚できるケースも確かに存在します。
ですがその方たちは結婚がゴールではないと考えており、結婚できないなら別の方法で幸せになるためにがんばろうと決めていたのでしょう。
つまり、婚活によって手に入る結婚の価値が低いと本能的に理解したうえで、恋愛以外で自分の魅力を高めることに重点を置いていたのです。
ですが、婚活しようとしている人や婚活でうまくいかない人は結婚がゴールだと考えがちなので、もし結婚できたとしてもそこで満足して終わりです。
結婚すれば必要になってくる相手親族との付き合いや、ご近所づきあいなどを面倒くさいと思うでしょうし、婚活時よりも外見に手を抜きがちになります。
当然、自分を高めようとする意識も低くなるでしょう。
そんな人と結婚した相手は、どう感じるでしょうか?
なんでこんな人と結婚してしまったのだろうと後悔することでしょう。
それでも事情があって婚活アプリや婚活パーティー、結婚相談所などの婚活サービスを利用しなければならない方は、ぜひ結婚はゴールでないという意識を強く持つことをオススメします。
ですが、そうでないもしくは意識を強く持てないのであれば、婚活サービスの利用は避けたほうが賢明です。
「結婚できなくても幸せになれる道はある」と気楽に考え、自分を磨くことに力を注ぎましょう。
そうして人間的に魅力が高まることで、良い相手に巡り合いやすくなります。
婚活で結婚できる人と結婚できない人の違い

今この記事を見ているあなたは、「婚活を始めてみようと思っている」または「婚活しても全然うまくいかない」と考えているのではないでしょうか。
もう一度断言します。 婚活では幸せな結婚はできないので、婚活サービスの利用はやめたほうが良いです。
あなたが「人生に結婚は必ずしも必要でない」という考えでない限り、婚活は失敗に終わるでしょう。
また、現在婚活中でうまくいかない人は、落ち込みながらもそれでもいい相手がいると信じて自分に鞭を打っていることでしょう。そのような姿は見ていて痛ましいですし、なによりあなた自身が苦しいのではないでしょうか?
自分を否定されたような気がしてつらかったり、自分には結婚できる資格なんてないのかもと悲しんだりしているなら、その感情をまず認めるべきです。
ですが、「つらいけどがんばらなきゃ」と無理矢理ネガティブな感情を排除しようとすると、あなたの心は悲鳴をあげてしまいます。
本来持っている魅力が失われたあなたに、好意を寄せる人なんて現れません。
婚活で結婚できる人と結婚できない人の違い、それは「結婚できないなら別の方法で幸せになると考えているか否か」に集約できるでしょう。
結婚をゴールだと考え、精神を無駄にすり減らすくらいなら、婚活は今すぐやめましょう。
これはなにも結婚を諦めろというわけではなく、今のあなたは幸せな結婚ができる可能性が低いので後悔する前にやめたほうが良いという意味です。
幸せな結婚がしたいのであれば、まずは結婚がゴールだと考えないこと。
結婚できないならそれでもいいという心構えで、恋愛以外で自分の好きなものに没頭してみましょう。
そうしてあなたが人間的魅力を高めたころに、ご縁が舞い込んできます。