
ネットで知り合った異性といい雰囲気になってるんだけど、ネット恋愛って危なくない?

ネットで出会いを探そうと思ってるけど、マッチングアプリとかを使ってネット恋愛するときに気をつけたほうがいいことってある?
こんな声にお答えします。
ネット恋愛とはアプリやSNS、オンラインゲームなどのインターネット上で知り合い、恋愛関係に発展する恋愛スタイルです。
様々な異性と手軽に知り合えますが、正しく使わないとトラブルに巻き込まれて、最悪の場合は事件に発展することもあるでしょう。
ですが、ネット恋愛のメリットとデメリットを理解したうえで、きちんと相手の内面を見ることができれば、ネット恋愛は大変充実したものになります。
実際に私が付き合ってきた彼氏の90%は、ネットで出会いました。
みな誠実で、浮気をしたことがない、今でも自慢の人たちです。
今回は、以下の4つのテーマについてお話しします。
- ネット恋愛とは
- ネット恋愛のメリット・デメリット
- ネット恋愛に向いている人・不向きな人
- タイプ別・おすすめのネット恋愛の始め方
ネット恋愛を始めようか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ネット恋愛とは

ネット恋愛とは、マッチングアプリやツイッター、FacebookなどのSNS、オンラインゲームなど、インターネット上で知り合って恋愛関係に発展する恋愛スタイルです。
知り合うきっかけがネット上であったならば、ネット恋愛だといっても問題ないでしょう。
オフライン、つまり現実(学校や職場など)で知り合って恋愛関係になるのが一般的ですが、最近はネット上で知り合って恋愛し、結婚に至るカップルもいます。
婚活サービスの運営会社が調べたデータによると、ネット恋愛を経て結婚した人は2007年時点で約3人にひとりだったのが、2016年時点で約10人にひとりと、3倍以上に急増しました。

普段なら知り合えない人とネットで知り合うことができるようになったのは魅力的だね。

僕はまだ、ネット恋愛は危険だって思うけどなぁ……。ネット恋愛のメリットってあるの?
ネット恋愛のメリット・デメリット

ネット恋愛は、メリットとデメリットを知らないまま、間違った方法でマッチングアプリなどを使用するとトラブルに巻き込まれる可能性があります。
危険だと言われるのは、間違ったやり方でネット恋愛をしてきた人たちをメディアが取り上げているから目につきやすいだけであって、良い点と悪い点を理解して正しく使えば素晴らしいものとなります。
メリット①:労力をほとんどかけずに出会いの幅を広げられる
アプリやSNSなどを使わずに恋愛をしようとすると、職場などの繋がりで相手を探すことになります。
ですが、職場で出会って恋愛関係になった場合、公私混同する恐れがあります。
職場なのに下の名前で呼んでしまったり、誰もいないところでイチャイチャしたり。
うまく恋愛関係を隠しているつもりでも、雰囲気で周りにバレてしまうことは多いにあります。
万が一別れてしまったら、お互いに気まずくなって仕事が手につかなくなることもありますよね。
職場で出会いを求めない場合は、自分から友人に頼んで紹介してもらったり、同窓会に出席してもともと同じ学校に通っていた人と言葉をかわすなど、自分から出向く労力が必要になります。
それに対して、ネット恋愛はほとんど労力をかけずに出会いの幅が広げられます。
普段働いている業界も、育ってきた環境もまったく違う人と出会えるのは、ネット恋愛ならではのメリットですよね。
出会いの幅が広がったぶんだけ、恋愛関係への発展のしやすさもアップします。
メリット②:自分の見た目を気にせずやりとりできる
現実では実際に会うことが大前提ですので、自分の外見に自信がない人はその時点で「相手にとって自分は恋愛対象外だな」と気おくれしてしまいがちです。
ですが、ネットは匿名性が強いので、自分の見た目を相手に開示しなくてもやりとりができ、そのまま仲良くなって恋愛関係に発展しやすくなります。
メリット③:恋愛関係に発展させやすい
現実では、必ずしも相手が自分に対して恋愛関係に発展したいと思って接しているわけではありません。
自分が相手のことをいいなと思っていても、相手には全然その気がなかった……という事例はザラにあります。
ですが、ネット恋愛のきっかけのひとつであるマッチングアプリは、登録している人たちのほとんどが「恋愛成就・成婚成就」を目的としています。
そのため、最初から恋愛関係を意識してやりとりができるので、現実で出会うのと比べて恋愛へと発展しやすいといえるでしょう。
メリット④:内向的な人でもチャンスがつかめる
ネット恋愛では、人見知りや話ベタといった内向的な人こそ輝けるといっても良いでしょう。
というのも、関係を発展させるには、自分はどういう人なのかを相手に示す「自己開示」が必要不可欠です。
「私はこういう人です」と開示しておくと、相手は安心感と信頼を持ってくれますからね。
ですが、内向的な人は直接会う初対面の人に自己開示するのが苦手です。
そのため、現実での出会いにおいて、どうしても内向的でない人たちに比べて遅れをとってしまうのです。
ですが、匿名性の高いネット(例えばツイッターなどのSNS)だと、特に抵抗もなく自分の素を見せることができますよね。
さらに、ネット恋愛の初期は文章ベースのやりとりになりますが、一瞬で話す内容を考えなければいけない現実と比べ、ネットでは話す内容を吟味してから文章で発言することができます。
ですので、相手のことを思いやる姿勢を忘れさえしなければ失言することもありません。 その結果、相手から好意を抱いてもらいやすくなり、恋愛関係の発展が見込めるのです。
メリット⑤:趣味や価値観が合う人と出会いやすい
現実での出会いは、相手と自分の趣味や価値観があうかどうかがわかりませんよね。
会話を重ねていって徐々に理解していくのですが、その途中で「自分とは合わないな……」と感じることもしばしばあります。
ですが、ネット恋愛は最初から自分の趣味や価値観を開示しています。
マッチングアプリであれば、趣味や価値観以外にも自分のことを細かく書いてプロフィールを完成させる必要があります。
ツイッターなどのSNSは、自分と同じ趣味を持つ人を見つけるために使っている人も多いので、必然的に趣味が合う恋愛相手候補を見つけやすくなります。
オンラインゲームでは、そもそもそのタイトルをプレイしている時点で「そのゲームが趣味」という共通点があるので、ゲームの話で盛り上がることができるでしょう。
趣味や価値観が合う人を見つけやすいので、自分に合う相手と出会いやすいのも、ネット恋愛のメリットのひとつです。
デメリット①:相手が嘘をついている可能性がある
現実で出会う場合、詐欺目的でない限り、自分の個人情報を偽るのは至難の業です。
仮に嘘をついたとしても、ひょんなことからすぐにバレます。
例えば、偽名を本名として教えていたとしても、デート中に偶然学生時代の友人に会って、本名を呼ばれてしまった……などですね。
ですが、ネットは匿名性が高いです。
マッチングアプリもSNSもオンラインゲームも、ほとんどがハンドルネームを使用しています。
そのため、いざ恋愛関係になって本名や年齢を教えてもらえることになっても、相手が嘘をつく可能性があります。
ネットでは1対1のやりとりが基本なので、信頼できる共通の知人が作りにくく、知人に頼んで相手の情報が本当かどうか確かめる……ということもできません。
仮に相手の情報が嘘か本当か確かめることができても、いずれ調査を入れたことはバレます。
その場合、もし相手から教えられた情報が本当だった場合は、恋愛関係に亀裂が入るリスクもあります。
このように、ネット恋愛では簡単に嘘がつけてしまうため、なんでもかんでも相手の言うことを信じていると痛い目に合う可能性があります。
デメリット②:実際に会ったときのギャップが激しいこともある
自分の見た目を気にせずにやりとりできる点はネット恋愛のメリットでもありますが、同時にデメリットもあります。
マッチングアプリなどでは、登録した時点で自分の顔写真を載せることを推奨しているところがあります。
容姿が整っていると異性からのメッセージも多く入りやすいので、自分の外見に自信がない場合は不利になります。
そのリスクを乗り越えていざ会いましょうとなっても、油断は禁物です。
今は、画像加工アプリなどで簡単に自分の顔写真を盛れる時代。
事前に見せてもらった顔写真と、実際に会ったときの顔が違う! ということは充分にありえます。
ギャップが激しければ激しいほど、がっかり感も強く、それまで「いいな……」と思っていた気持ちも萎えてしまうでしょう。
デメリット③:手軽だからこそ簡単に浮気できてしまう
ネットでは気軽に出会うことができます。
裏を返せば、例え恋人がいたとしてもマッチングアプリやSNSでフリーを装い、異性と出会って浮気することができてしまうわけです。
よくマッチングアプリで聞くのが、カップル成立しても相手が一向にサービスを退会しないというもの。
どのような思惑があったとしても、恋愛成就したのであれば退会しないと「浮気するつもり?」と相手を不安にさせるだけです。
SNSでも、恋人以外の異性と仲良くしすぎて喧嘩になったという話はよく聞きます。
ネット恋愛をするなら、相手が浮気をしない人かどうかを見極めるのも必要になってきます。
デメリット④:トラブルに巻き込まれるリスクがある
ネットでは簡単に嘘をつけるので、中には恋愛成就ではなく、詐欺目的で近づいてくる人もいます。
もしくは、恋愛成就目的でも愛情の向け方が間違っていて、初めて会ったその日に連れ去られ監禁されてしまうという事件も起こりうるでしょう。
こうしたネット恋愛にまつわるトラブルは、主に女性が巻き込まれやすいです。
トラブルを回避するためには、ある程度仲良くなるまでは簡単に個人情報を教えないなど、対策が必要になってきます。
また、長い時間をかけて相手が信頼できる人間かどうかを判断することも大切です。

ネット恋愛をするなら、良い点も悪い点もしっかり理解しておく必要があるね。

ネット恋愛も悪くないと思うけど、なんとなく僕には向いてない気がするなぁ。
ネット恋愛に向いている人・不向きな人

向いている人①:相手の容姿よりも内面を重視する人
特にSNSやオンラインゲームでは、最初から自分の顔写真を晒している人は少ないです。
それに対してマッチングアプリでは自分の写真を掲載している人は多いですが、画像加工ソフトで盛っている人もいるかもいれません。
少なからず相手の外見を気にするのであれば、実際に会ったときに「えっこんな人だったの?」とがっかりすることがあるでしょう。
ですが、あなたが相手の容姿に特にこだわっておらず、内面を重視するのであれば、ネット恋愛に向いているといえます。
向いている人②:面と向かってコミュニケーションをとるのが苦手な人
現実で出会う場合、相手とやりとりするきっかけは口を使って喋ることですよね。
ですが、面と向かって人とコミュニケーションをとるのが苦手な人が現実で出会う場合、第一印象で損をしてしまいやすく、恋愛関係になかなか発展しづらいです。
それに対して、ネット恋愛はやりとりを始めるきっかけが文章です。
口を使って喋るのが苦手でも、文章であれば自分の思っていることを書けるという人は、ネット恋愛に向いています。
向いている人③:毎日相手と連絡がとれる人
特にSNSやオンラインゲームで出会い、お互いが遠距離だと判明した場合は、毎日連絡をとることは大切になってきます。
遠距離だとなかなか会えませんから、絆を深めるためには連絡をとりあうしかないからです。
遠距離でなくても、ネットから始まった恋愛というのは現実の恋愛と比べて、相手への信頼が少ない状態からスタートします。
どんどん信頼をあげていくには、やはり毎日なにかしらで連絡をとりあい、「私はあなたのことをちゃんと意識していますよ」とアピールするしかありません。
信頼関係がなくなれば、当然恋愛関係も破綻しますからね。
お互いがお互いを信頼しきれたら、毎日連絡する必要はなくなるかもしれません。
ですが、それまでは「ちゃんと私はあなたのことか好きですよ」と発信して、信頼関係を構築していくのが大事です。
向いている人④:相手に期待しすぎない人
「マッチングアプリのプロフィールに「優しい」って書いてあったから、付き合ったらお姫様のように大切にしてもらえる」
「私のことが好きなら、他の異性とSNSでやりとりしたりゲームしたりしないよね」
そういった相手への期待が強いと、いざ相手が自分の予想に反した行動をとったときに「私のこと隙じゃなかったの!?」と疑心暗鬼に陥り、関係悪化を招いてしまいます。
ですが、「疲れている日は余裕もなくなって相手に優しくするのも難しいよね」、「私との時間以外は好きに過ごしていいんじゃない?」と、いい意味で相手に期待しすぎない人は、ネット恋愛でもうまくやっていけるでしょう。
不向きな人①:ネット恋愛のデメリットばかりに目がいく人
先ほどお話ししたネット恋愛のデメリットばかりに目がいってしまう人は、もうその時点で脳に「ネット恋愛=悪いもの」という意識が刷り込まれてしまっているので、ネット恋愛に不向きでしょう。
不向きな人②:相手の気持ちを想像できず思いやりが持てない人
現実での恋愛は、まず交流を深めて信頼関係を築き、恋愛関係に発展するのが一般的です。
ネット恋愛も過程は同じで、まずは信頼関係を積み重ねていかなくてはなりません。
そのための手段は、毎日の連絡や、共通の時間を過ごすなど、現実とはあまり変わらないかもしれません。
ですが、ネット関係はお互いに顔が見えない状態からスタートするのがほとんどですので、相手が警戒心を抱きやすくなっています。
ネットは匿名性があり、素性がわかりにくいですから、仕方ありません。
ですので、現実で出会うよりもより相手を気遣い、自分は無害な人間であることをアピールする必要があります。
仕事などで相手との時間がほとんどとれないときは、「寂しがっているかもしれないから」毎日ひとことだけ連絡を入れる。
相手からメッセージが返ってこない場合は「忙しいのかもしれないから」数日間様子を見つつ、自分は趣味に没頭してひとりの時間を有意義に過ごす。
このように、相手が今どのような状況にいて、どのような気持ちでいるのかを想像できればOKです。
しかし、相手の状態を想像できずに、連絡がとれないときは恋人を放置する、相手からメッセージがこなければ別れたと思い込み次の恋人を探してしまうなど、配慮に欠ける行動をする人はネット恋愛に向いていません。
不向きな人③:世間からの目を気にしてしまう人
恋人がいることを周囲に話すと、どこで出会ったのか聞かれることもあります。
そのときに曖昧に誤魔化したり、とっさに嘘をついたりなど、ネットがきっかけだと話せない人もネット恋愛には不向きでしょう。
ネットの出会いは近年では当たり前になってきましたが、まだまだ抵抗を抱く人も世の中にはいます。
「ネットで出会いました」と言えないのは、世間の目を気にしてしまうからです。
あなたは、恋人との出会いを正直に話すことができますか?
もし結婚することになった場合、親しい人たちに「ネット恋愛がきっかけ」と話せないのであれば、現実で出会いを探したほうが良いです。

キミはネット恋愛に向いていそうだね。うまくいくように応援するよ!

でも、ネットで出会うにもいろいろな方法があるんでしょう? 私に合うネット恋愛の始め方が知りたいな。
タイプ別・おすすめのネット恋愛の始め方

ネット恋愛を始めるには、主にマッチングアプリ、ツイッターなどのSNS、オンラインゲームの3種類があります。
あなたに合ったネット恋愛の始め方を知るためにも、ひとつひとつ特徴を見ていきましょう。
●マッチングアプリ
恋愛目的で登録している人が多いので、最もネット恋愛に発展しやすい。
恋人探し目的の人におすすめ。
プロフィールが充実しているので、趣味や価値観が合った人を見つけやすい。
中には遊び目的で登録している既婚者や、詐欺を働く不届き者もいるので注意。
●ツイッターなどのSNS
タイムラインを見ることで、その人の個性や価値観を知ることができる。
同じ趣味を持った人と繋がりたいという人が多い印象。
恋人探し目的で使っている人は少なめ。
恋人探しよりも友達から始めて相性が良ければ付き合いたいという人におすすめ。
●オンラインゲーム
ゲーム好きな人が多いので、趣味がゲームなら飛び込む価値あり。
共通の時間を一緒に過ごす時間が長いので、ネット恋愛に発展しやすい。
純粋にゲームを楽しみたい人もいるので、恋人を探す目的で飛び込むのは嫌われる。
趣味が合う人と知り合ってゆくゆくは恋人になりたいという人におすすめ。

どの方法でネット恋愛するかは決められたかな?

私は決まったよ。でも、どれなのかは内緒!
アプリから始まるネット恋愛が危険というのは古い考え

ネット恋愛が危険だという考えは、正直もう古いです。
確かに、ネット恋愛にはリスクがあるので、危ないという意見には一理あるでしょう。
ですが、メリットとデメリットをきちんと理解して、正しくネットを使い、冷静に相手を見極めれば、安全にネット恋愛を始めることができます。
この記事を読んで少しでもネット恋愛に興味を持った方は、最初は友達を探す感覚で問題ないので出会いを探してみてはいかがでしょうか。