古瀬ほしなのプロフィール

謝れない人は知っておくべき 謝る状況の見極め方

内面美人へ

友達や恋人、仕事の同僚や先輩などに自分の不手際で迷惑をかけてしまったとき、あなたは謝れますか?

素直に謝れない人は、なぜ謝れないのかを知っていますか? また、謝り方がわかりますか?

もちろん謝れるという人、実はその「ゴメン」を不快に感じる人もいるって知っていましたか?

「ゴメン」の使いどころによってはますます状況を悪化させてしまう可能性があります。

ただでさえ良くない雰囲気の中、追い打ちをかけるような事態は避けたいですよね。

だからといって謝らずになにもしないでおくと、それはそれで相手を激怒させてしまうこともあります。

謝れない人の特徴と克服方法

まず最初に、謝れない人の特徴を見ていきましょう。

 

プライドが邪魔して謝れない

男性に多いのですが、謝ったら負けだと思っているケースです。

このケースには、人に自分の弱みを見せたくない、相手が折れるまで絶対に謝らないと思っている場合も含まれます。

謝ることによって自分の立場的優位が損なわれるのを恐れるので、謝れないのです。

ですが、自分のプライドばかり守っていると、周囲は「あいつは我が強くて扱いにくいヤツ」と見なして離れていき、将来的に孤立してしまう可能性があります。

まずは「どんな自分でも自分」という、自分を全肯定する認識を持ちましょう。

それができれば、謝っても自分のことを受容できるので、高く積み上がったプライドを少しずつ削ることができます。

 

マイペースである

マイペースな人も、なかなか謝れないです。

なぜなら、人は人、自分は自分という意識を強く持っているので、「確かに自分は悪いことをしてしまったかもしれないけど、相手だって自分に悪いことをしてこなかったとは限らないし、お互い様だよね」という考えになります。

つまりは喧嘩両成敗。

自分も相手も悪かったから、わざわざ細かいことで謝る必要がないと考えているのです。

こういう人は、誤って欲しいと要求しても謝ることがありません。

マイペースな性格は変えることが難しいからです。

そもそも、人の性格を変えようとすること自体が無理難題なので、そういう人なのだと相手が受け入れるしかないでしょう。

 

傷つくことを恐れている

相手から「こういうことをされて悲しかった」と言われたとき、それを自分への攻撃として受け取ってしまう人です。

攻撃された! と感じると、人は防御態勢に入ります。

そして、自分がこれ以上傷つけられないように、謝らずにその場を逃げ出すか、きつい言葉で反論してくるでしょう。

 

対人関係が不器用で、謝るタイミングがわからない

もともと人づきあいが苦手で、他者との距離をはかれない人は、謝るタイミングがどこかわからないという特徴もあるかもしれません。

こういう人は、謝らなければという意志はあります。

なので、相手が少し大人になって「今、たった一言ゴメンって言ってくれればいいんだよ」と謝りどころへ誘導してあげると、謝れるようになるでしょう。

 

「ゴメン」は相手の気持ちに寄り添う言葉

悪いことをしたら謝りましょうという言葉は、子どものころから大人に言い聞かされてきた人がほとんどでしょう。

なぜ大人が「悪いことをしたら謝りましょう」というのかというと、自分の振る舞いによって嫌な気持ちになった相手に寄りそう言葉が「ゴメン」だからです。

例えばあなたが、友達や恋人が大切にしているものを偶然壊したり、捨ててしまったとしましょう。

友達や恋人は、どんな気持ちになるでしょうか?

きっと悲しい気持ちになったり、そんなことをしたあなたに怒りを抱くでしょう。

そんなときに、あなたが謝れないで「なんとかなるよ」や「また買えばいいじゃん」と言ったらどうでしょうか?

しかも、友達や恋人が大切にしていたものがもう二度と手に入らないものだったら?

「なんとかなるよ」や「また買えばいいじゃん」は、相手をさらに傷つける鋭い刃物となるでしょう。

そういった悲劇を生まないためのクッション言葉として「ゴメン」があるのです。

謝ることは「私は自分の行いを深く反省しています」と意志表示をし、友達や恋人が感じている深い悲しみ、あるいは怒りに寄り添う姿勢を見せることです。

そうしないと、友達や恋人との関係を円滑に保つことは難しいのです。

 

謝られたほうが不快に感じることも

ただし、自分が悪いことをしたからといってなんでもかんでも謝るのは、逆に相手が不快に感じるケースもあります。

有名なのは、相手が怒っている原因がわからないまま謝ることです。

これは男女の喧嘩でありがちです。

例えば男性と女性がデート中、男性が無自覚に世の中の女性を軽視した発言を繰り返したとしましょう。

それに不快感を覚えた女性は、理由も言わずあからさまな不機嫌を態度に出してしまいました。

ですが男性は、女性がなぜ不機嫌になったのかわかりません。

ここで「僕なにかした? そうだったらゴメン」という謝り方をしてはいけません。

女性は、「悪いことに気づいてないくせに、とりあえず謝ることで場を収めようとしている」と思い、ますます不快に感じてしまうからです。

とはいえ、男性は言われないとわからない生き物です。

この場合はまず女性が「そういう男尊女卑の考え、私はあまり好きじゃないな」など、なぜ不快に感じたかを明確に伝えれば良いのですが……。

また、傷ついたことを相手が自分の中で消化しようとしている場合、謝ってしまうと不快に思われる恐れがあります。

謝るというのは、「相手の気持ちに寄り添う言葉」であると同時に、「相手に許してもらうよう頼む行為」です。

言ってしまうと、「ゴメン」は自己保身のための言葉でもあるのです。

相手が悲しみや怒りをぶつけてきたなら、「相手の感情」のみにフォーカスした「ゴメン」を言うべきです。

しかし、「今、自分は相手に失礼なことを言ってしまったな」と感じ、相手も傷ついてしまったとして。

受けたショックを相手が自分の中で消化しようとしているなら、謝らないほうが良いでしょう。

この状況で謝ると、相手が傷を癒すのに使っている労力を、自分を許してほしいというエゴに割かせることになるからです。

それでも謝らないと気が済まないという人は、例えばいつもより相手に優しくしたり、相手のためになにかをがんばったりして、「態度で謝る」ことを意識して行いましょう。

 

謝るべき状況を見極めるのが大事

相手の感情に寄り添えない人は、「冷たい人」だと見なされがちです。

ですので、謝れないというのは致命的になります。

相手に不快な感情を抱かせてしまったなら、それは自分が悪いので、ここに書いてあることを参考に謝るよう訓練をしておきましょう。

相手がショックを自己消化している最中であれば謝らないで、どうしてもという場合にのみ「態度で謝る」ことをしましょう。