自己肯定感を高める習慣が知りたいという方が多くいらっしゃいます。
自己肯定感を高めたいと思う背景には、自分に自信を持ちたいから、次の恋愛で失敗したくないからなど、さまざまな理由があるでしょう。
ですが、自己肯定感を高める方法を知ることができても内容が漠然としていて、結局なにをすればいいのかわからなかったりしませんか?
もしくは、自己肯定感を高める方法を実践してもうまくいかずに挫折してしまったという経験はないでしょうか?
そこで、今回は誰でも簡単に自分が好きになれる具体的な「自己肯定感を高める方法」をご紹介します。
自己肯定感を高める方法を習慣化すれば、あなたもきっと自分のことが好きになれますよ。
自己肯定感を高める3つの習慣

今日感じたことをSNSなどに記録する
寝る前のすきま時間や電車移動のときなどにブログやツイッターなどを開いて、「今日はこんなことがうってうれしかった」「逆にこんなことがあって怒りを感じた」など、どんなことに対してどのような感情を抱いたのかを記録してみましょう。
できれば毎日続けるのが好ましいですが、慣れていないうちは2日置きの更新でも構いません。
重要なのは「どのようなことに対して自分はこのような感情を抱いたことを残しておく」ことです。
人に見せるためのものではないので、文章が雑になっても、自分にしかわからないようになっても構いません。
大抵のブログには自分だけしか見られないシークレットモードがありますし、ツイッターも非公開設定が用意されていますので、自由に書いてみましょう。
ただし、あとでまとめて更新しようとしてはいけません。
人間の脳には容量があるので、日が経つごとに経験したことをどんどん忘れてしまいます。
後まわしにすればするほど記憶が曖昧になってしまうのです。
自己肯定感を高めるには、どのようなことにどういう感情を抱いたかを適切に把握する必要があります。
ですので、忘れないうちにSNSを活用して自分の感情をメモしましょう。
SNSを見返してシミュレーションする
気が向いたときに、自分の感情を記録したSNSを見返してみましょう。
このときに大事なのは「冷静かつ客観的な視点で記録したものを見返すこと」です。
自分がどんなことに喜怒哀楽を感じたのかを第三者目線で見ることができれば、「同じようなことが起きたとき、自分はこう感じるんだろうな」とシミュレーションすることができます。
シミュレーションしたあとに対処法を考えてみる
そのシミュレーションを元に、同じことが繰り返し起こった場合の対処法を考えてみましょう。
例えば、仕事で疲れて電車の座席に座ったときに、目の前に立った人がカバンを意図せずあなたの膝に置いてきたとします。あなたがこの場面に出くわすのは2回目です。
それに対して激しい怒りを感じたなら、どうすればその怒りを和らげられるかを考えてみるのです。
このとき、あなたが怒りを消し去る必要はありません。
自己肯定感を高めるためには、自分がどういう感情を抱いたかを認識して、その感情を否定するのではなく受け入れることを習慣化するのが大事なのです。
ですので、嫌なことをされたのであれば、あなたは怒りを感じていいのです。
本当は嫌だけど無理矢理ポジティブになろうとする必要はありません。
ただし、感じた怒りを相手にぶつける対処法はトラブルの元になるので考えないようにしましょう。
あなたが足をぴったりとくっつけて座っていたなら、少しだけ開くように動かせばカバンも連動して動くので、相手が気づいてくれるかもしれません。
気づかなければ黙って席を立ち、感じた怒りをSNSなどに書きこんでおくなどの対処法がとれます。
少し難しいかもしれませんが、冷静かつ第三者目線で自分の感情とそれを誘発した原因を把握しておくと、自己肯定感を高めるのに役立ちます。
自己肯定感を高めるというのは、いってしまうと「自己受容」と同意なのです。
なぜ自己受容できると自己肯定感が高まるのか?

自己肯定とは、その名の通り「自分で自分を肯定する」ことです。
あなたの長所も短所も、得意なものも苦手なものも、全てひっくるめて「自分」という存在をあなた自身が受け入れて初めて「自己肯定感が高まる」という状態に持っていけるのです。
そして、自己肯定感を高めるのに限界はありません。
良いところも悪いところも含めて自分だと認めれば認めるほど、自己肯定感は高まっていきます。
あなたが感じた感情も同じです。
あなたがなにかに傷ついて悲しんでいるのだとしたら、「私は今、とても悲しい」とその感情を認めてあげてください。
今の世の中はポジティブであることを強制しがちですが、ネガティブな気持ちだってもちろん抱いていて良いのです。
良い面も悪い面も、ポジティブもネガティブも受け入れてこそ自己受容でき、それが自己肯定感の高まりに繋がるからです。
逆にいうと、ネガティブなことしか考えられない人は、自己受容ができていないので、自己肯定感が低くなります。
意外かもしれませんが、ポジティブなことしか受け入れない人も、自己肯定感を高めることができないので、困難が起きたときに乗り越えるのは難しくなるでしょう。
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自己肯定感の高い大人には良縁が舞い込む

人間には必ず良いところと悪いところがあります。
どこからどう見てもポジティブな意味にしか聞こえないものに対しても、見方を変えればネガティブにも捉えられるのです。
今回ご紹介した、自己肯定感を高める3つの方法を習慣化すれば、必ずあなたは自分のことが少しずつ好きになっていきます。
物事の良し悪しどちらも受け入れている人は共感力も高まり、人間的魅力も増す傾向にありますから、自己肯定感を高める習慣を続けていればいずれ良縁も舞い込むでしょう。